タイ料理は全くシンプルではない

ラファイエットはメキシコ料理の人気は依然として変わらず、トルタとタコスはエフライン、サンチアゴス、タコアヤヤイではよく見かけます。しかし5年前、ラファイエットの道路の南端のさびれた商店街からアジアンフードが突如として現れました。今ではこの地区はカレーとラーメンが溢れています。

ワネカ公園通りとS公道の角には、パナンタイ食堂があり、華やかで居心地がよいカフェスタイルと伝統的なタイ料理を合わせた料理を出しています。雨降りの月曜の夜でも人がいっぱいで、甘くスパイシーな鼻をくすぐるカレーの香りがドアから流れて来て、パナンの誘惑を断つのは難しかったです。

タイ料理は世界中で愛され、国際的な世界の美味しい食べ物リストに載っています。

だから、タイ料理の最も大きな支持者の一人(かつ当局者)がオーストラリアのミシュランの星のシェフ、デイヴィッド・トンプソンだということは不思議ではないです。トンプソンのタイ料理にへの情熱は、80年代後半のタイ旅行の後に始まりました。彼はタイ料理について学ぼうとしたが、食文化が世代を経て口頭で受け継がれてきたことに直面しました。それを学べる本は全くありませんでした。しかしついには、トンプソンは師匠を見つけて、2000年には伝統的なタイ料理を習うシェフ達を指導するようにとスワン・デュシットのタイ料理学院での指導をタイ政府から委任されました。

The Gardian(ガーディアン)紙紹介されていたデイヴィッド・トンプソンの記事(英語サイト)です。

「タイ料理は全く単純なものではない。」2010年にトンプソンはガーディアン紙に語っていました。「調和をなした仕上がりにするには、全く異種の要素をうまく取り混ぜないといけない。まるで複雑な音楽のコードのように、表向きはなめらかでなければならないですが、その下で何が起こっていても問題ではないです。単純という言葉では全くかけ離れています。西洋人はタイ料理は味をごちゃまぜにしたものだと思っている人もいますが、それこそがタイ料理の重要なポイントである、彼らが好む複雑さなのです。

タイ料理の複雑さは外国人が行き来することでその国の味をもたらして、自然に融合したことから来ています。

タイの多くの町では、路上の屋台ではタイ、中華、マレー料理の融合したものを提供しています。

そのような融合された料理のひとつは、インドネシア発祥のチャーハンだったナシゴレンです。しかし、今ではマレーシア、シンガポール、ブルネイやオランダ料理でさえも取り入れられています。ナシゴレンは名前の通りシンプルな料理で、玉ねぎ、にんにく、人参、キャベツ、えびのペースト、チキン、クルマエビが入っていて、最後に炒り卵を乗せます。

タイでは、ナシゴレンはカオパット(タイのチャーハン)と呼ばれ、パナンタイでは、メニューにナシゴレンと載っていますが、タイ風の味付けです。お米はトマト、玉ねぎ、ミックスエンドウ豆、卵、トマトソースで味付けされています。タイはパイナップルの土地で、甘い果物がほとんどありません。

パナンタイでは、必要なもの省かず何かを加えもしない、美味しいナシゴレンを提供しています。わくわくの感動があること、それは美味しく素晴らしい料理にとって重要なことです。チリソースを少しかけると、鼻をくんくんさせ、心をくすぐる甘く、スパイシーな風味を感じるでしょう。

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