塩辛い、甘い、酸っぱく、そしてスパイシー_タイの味はいったいどんな味?
タイへのエキゾチックなバックパックの旅をする時間がなかったとしても心配しないで大丈夫です。自分の台所で、あなたの味覚に合った方法で、タイ料理を十分味わうことが出来ます。一度タイ料理の味に夢中になると、もう戻れません。
「苦手な味はありますか?甘い、塩辛い、スパイシーも、タイ料理には全ての味があります。」オレゴン州ポートランドとブルックリンのポックポーナイにあるポークポックの幹部シェフとオーナー、アンディ・リッカーは言います。「アメリカの料理は同じ味のものを一緒にしますが、東南アジアでは一度に違う味が味わえて、すべてがひとつに調和をなす訳ではないのです。肉類、ライム、魚のソース、唐辛子、玉ねぎ、レタスなどの違う味が一緒に味わえるヤムカイダオ(炒り卵のサラダ)は、ひとつの皿で味わえるビーフシチューのようなものです。ひとつのお皿で味わう、完全に言葉る味なのです。」
一番良いところ?それが複雑だからといって、作るのが複雑でなければならないわけではありません。「タイ料理はとてもシンプルです。」ニューヨークのナガムの代表シェフ、ホン・タイミーは語っています。「グリーンカレーを自宅で作るために必要なのは、グリーンカレーペースト、お好みの肉類、ココナッツミルク、そしてタイのバジルのようなつけ合わせです。地元のスーパーマーケットで手に入る基本的な食材で、みんなをあっと言わせることが出来ます。一般の認識とは違って、全てのタイ料理がスパイシーではなく、いくつかは激辛もありますが、たいていは甘酸っぱく、どんな味がするか楽しみです。
カレー(緑、赤や黄色)は人気があるタイ料理です。カレーはまず、タイのキッチンには必ずある乳鉢と乳棒でペーストを作るところから始まります。この道具は、ハーブを刻む代わりにすりつぶすために使って、香りが増して味を最大限に引き出します。もし乳鉢と乳棒を持っていなければ、タイミーのおススメはハーブをめん棒で軽く叩いて、成分を引き出すことです。
カレーにはお米がかかせません。「タイでは、米は食糧だけではなく、宇宙の中心です。その重要性はいくら強調してもし過ぎることはないです。」とリッカー氏は言います。「カレーはとても風味豊かに味つけられていて、少しのカレーでたくさんのお米を食べられます。_お米がメインなのです。タイ料理の中で最も人気なのは、ジャスミンライス(炊飯器で作ることができます)と、もう少し複雑で時間がかかりますがスティッキーライスです。また、肉が入ったスパイシーなサラダ(ひき肉、唐辛子、ミント、野菜)とお米が入っていることもあるし、タイ料理はマリネや焼くことが多いですが、焼いた肉と一緒に食べたり、またココナッツステッキーライスはマンゴーと一緒に食べたりします。
まとめ:台所でタイ料理を作る準備が出来たら、パッドタイから始めることはしないでください。中華麺を作るには準備時間がかかるので、自宅でタイ料理を気楽に作るにはおススメではありません。その代わりに、唐辛子、にんにく、スライスした玉ねぎ、セロリ、レタスにライム果汁入りドレッシングをかける炒り卵のサラダがおススメです。炒り卵を細かくしてサラダに加え、コリアンダーを上に乗せます。または、中華スープよりももっと濃い味付けのタイの伝統的な酸味のきいたスパイシーなスープから始めるのもおススメです。いずれにしても、お馴染みでエキゾチックで美味しそうなワンプレーやどんぶりが完成します。
リッカー氏は言いました。「タイ料理は普段の料理とは全く違うでしょう。風味を増すために馴染みないエビのペーストなどを作るのは本当に驚きで、本当に美味しく、その味は私を虜にしました。」