バンコクにはヘルシーさを売りにするレストランが増えている

バンコクにはヘルシーさを売りにするレストランが増えています。

エカマイ駅の近くにあるTheera Healthy Bake roomに行ってきました。
ここでは、どのメニューもグルテンフリーとなっています。

グルテンとは、小麦やライ麦などから作られるたんぱく質の一種でグルテニンとグリアジンが水を含んで網目状に繋がったもののことです。麺類やパンなどの弾性や柔軟性を決定するもので膨張を助ける要素となっています。食物アレルギーの原因となるたんぱく質なので、これが”フリー”ということはアレルギー物質が入ってない安全なものだと言えます。
ただ、あくまでもグルテンフリーとは記載があるものの、MSGフリーとかではないのかなって考えてしまいました。

ちなみにグルテンフリーが最近流行っていますが、もともとはアレルギー体質の人が体質改善をするためにグルテンの摂取をしないことから始まりました。
流行った理由は、アメリカをはじめとしたセレブやアスリートがグルテンフリー療法を取り入れたところ、”成績が上がった”、”綺麗になった”、”痩せた”などといったことが口コミで広まったからだとされています。
アレルギー体質の方以外が、ダイエット効果を謳っていますが、今のところ医学的には直接関与は証明されていません。
なので、周りに躍らされて「グルテンフリー=健康」と考えるのは危険だと思います。

タイで料理人として働いていると、何も知識がない人が流行っているからという理由で「グルテンフリー」と謳うことは禁物です。グルテンフリーと言って身体を気遣っているのにMSGたっぷりであれば元も子もないですから。

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